
執筆者
さくらレディースクリニック
院長香林 正樹MASAKI Kobayashi

「中絶手術は痛いのだろうか」「麻酔はちゃんと効くのだろうか」
手術を検討されている方にとって、痛みへの不安は大きいものです。
過去に婦人科での処置で痛みを経験し、それがトラウマになっている方もいらっしゃいます。当院では、そうした患者様の不安を少しでも和らげるため、どこの病院よりも痛みに配慮した手術を行っています。
中絶手術では、手術の前に「子宮頸管拡張」という処置を行います。これは子宮の入り口を広げる処置で、手術をスムーズに行うために必要なものです。
ほぼ全ての病院は、この前処置を麻酔なしで行っています。ただこの前処置は強い痛みを伴うために、それがその後の人生においてトラウマになる方も少なくありません。当院では、この前処置の段階から点滴麻酔を使用し、患者様がほとんど眠っている状態で行います。「処置の痛みで怖くて痛い思いをした」という経験をさせないことを大切にしています。
麻酔の効き方には個人差があります。年齢や体質、普段服用されているお薬などによって、効きやすさが異なるためです。
当院では、患者様お一人おひとりの状態を総合的に判断し、複数の麻酔薬を使い分けています。麻酔薬の種類や量を調整することで、十分に麻酔が効いた状態で手術を行うことができます。「麻酔が効きにくい体質かもしれない」とご不安な方も、遠慮なくお伝えください。
当院で手術を受けられた9割以上の患者様が、麻酔から覚めた際に「もう手術は終わったのですか」とおっしゃいます。眠っている間に前処置から手術までの全てが完了するため、手術中の痛みや恐怖を感じることなくお過ごしいただけます。
ただし、麻酔の効き方には個人差があるため、すべての方に同じ効果をお約束することはできません。それでも、できる限り痛みを感じないよう、細心の注意を払って麻酔管理を行っています。
当院では、すべての中絶手術において「MVA法(手動真空吸引法)」を採用しています。MVA法は、WHO(世界保健機関)も推奨している手術方法で、従来の方法と比べて合併症が少ないと証明されています。
手動で吸引圧を調整できるため、子宮内膜への負担を最小限に抑えることができます。将来の妊娠への影響も少ないと証明されており、患者様の身体を第一に考えた選択です。
MVA法は手術時間が短いことも特徴です。手術自体は5分程度で終了します。手術が短時間で終われば麻酔がかかっている時間も短くなるため、術後の回復も早い傾向があります。
手術時間が短いことは、身体的な負担の軽減だけでなく、精神的な負担の軽減にもつながります。
当院の院長は、これまでに数千件の中絶手術を行ってきた実績があります。豊富な経験に基づき、安全性を最優先にしながらも、痛みの少ない手術を追求してきました。
母体保護法指定医として、日々研鑽を積みながら、患者様に安心して手術を受けていただける環境づくりに努めています。手術に対する不安やご質問がございましたら、診察時に遠慮なくお聞きください。
中絶手術に対して、痛みへの不安を感じるのは当然のことです。当院では、前処置から麻酔下で行うこと、お一人おひとりに合わせた麻酔管理を行うこと、身体への負担が少ないMVA法を採用することなど、様々な面から痛みへの配慮を徹底しています。
「痛みが怖くて手術に踏み切れない」という方も、まずはご相談ください。不安なお気持ちに寄り添いながら、丁寧に説明いたします。