
執筆者
さくらレディースクリニック
院長香林 正樹MASAKI Kobayashi

「おりものの量が増えた気がする」「いつもと違うにおいがする」「デリケートゾーンがかゆい」
このような症状があっても、恥ずかしさから受診をためらう方が多いです。
ですが、おりものの異常やかゆみは、病気ではない場合もありますが、感染症や子宮の病気が原因となっていることもあります。症状がある時には、適切な検査を受けて原因を確認することが大切です。
おりものは、病気がなくても正常な生理周期の中で量が増えたり、粘り気が強くなったりすることがあります。排卵期には透明で伸びのあるおりものが増えることが一般的です。
一方、おりものの異常とは、量の明らかな増加、不快なにおい、色の変化(黄色、緑色、灰色など)、カッテージチーズのような形状などが見られる状態をいいます。このような変化がある場合は、何らかの原因が潜んでいると考えられます。
腟や外陰部のかゆみは、おりものの異常と同時に出現することも多い症状です。かゆみ自体は、軽度の炎症(かぶれ、接触皮膚炎)で生じることもあり、必ずしも深刻な病気とは限りません。
ただし、かゆみが続く場合や、おりものの異常を伴う場合は、感染症などが原因となっている可能性があります。そのため、原因を調べるために早めの病院受診をおすすめします。
おりものの異常やかゆみの原因として、以下のような感染症が挙げられます。
など
これらの感染症は、放置するとパートナーにうつしてしまったり、症状が悪化したりすることがあります。これらの感染症の中には、不妊の原因となるものもあるため、早めの検査・治療が重要です。
おりものの異常から見つかる病気として、以下のようなものもあります。
など
これらの病気は、おりものの変化が初期症状として現れることがあります。「いつもと違う」と感じた段階で早めに検査を受けることが、病気の早期発見につながります。
当院では、おりものの状態(量、色、におい、形状)、かゆみの有無や程度、症状が出始めた時期などを丁寧にお聞きします。その後、必要に応じておりものの検査、性感染症検査、子宮頸がん検査などを行います。
検査結果をもとに原因を特定し、適切な治療をご提案いたします。
おりものやかゆみの症状は、恥ずかしさから相談しにくいと感じる方も多いです。当院では、患者様が安心してお話しいただけるよう、プライバシーに配慮した診察を行っています。
内診台にはカーテンを設置し、タオルで下半身を覆うなど、恥ずかしさを軽減する工夫をしています。デリケートなお悩みも、どうぞ遠慮なくご相談ください。
おりものの異常やかゆみは、「このくらいで受診してもいいのだろうか」と迷いやすい症状です。しかし、感染症や子宮の病気が原因となっている場合は、早めの治療が大切です。
当院では、患者様のお悩みに寄り添いながら、丁寧な診察と適切な検査を行っています。少しでも気になる症状があれば、お気軽にご来院ください。
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