子宮頸がん発症の予防には、子宮頸がん検診にくわえ、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するワクチンが強く勧められます。
接種率が約80%であるオーストラリアでは、「2028年には子宮頸がんが撲滅できる」と言われているくらい子宮頸がん予防に有効なワクチンです。
子宮頸がんワクチン

一方で、日本での接種率はなんと1%以下です。
子宮頸がん患者数は世界中の先進国では減少傾向ですが、日本では増加傾向にあり、これはワクチンが普及していないせいだと考えられています。
性交渉が未経験の方への接種が一般的に推奨されており、およそその世代が公費(無料)でのワクチン定期接種の対象年齢(小学校6年生から高校1年相当)となっています。
しかし、性交渉の経験がある方にもワクチンの有効性が示されています。
つまり子宮頸がんワクチンの効果がなくなる年齢はないため、どなたでも子宮頸がんワクチンを打つことができます。
子宮頸がんワクチンの料金
※男性も中咽頭がん、陰茎がんなどの予防効果が証明済みですが、自費になります。
| 治療項目 | 治療内容 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 高リスクHPV(16型、18型) の感染を予防 |
サーバリックス | 16,000円 (対象者:公費可能 → 無料) |
| 高リスクHPV(16型、18型)、 低リスクHPV(6型、11型) の感染を予防 |
ガーダシル | 19,000円 (対象者:公費可能 → 無料) |
| HPV(6型、11型、16型、18型、 31型、33型、45型、52型、58型) の感染を予防 |
シルガード9 | 27,000円 (対象者:公費可能 → 無料) |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
RSウイルスワクチン
RSウイルス感染症は、特に乳幼児がかかりやすい感染症です。大人では風邪のような症状で済むことが多い一方、赤ちゃんでは重症化しやすく、細気管支炎や肺炎を引き起こし、入院が必要になることもあります。
現在、RSウイルス感染症に対する特効薬はなく、症状を和らげながら自然に回復するのを待つ治療が中心となります。特に免疫機能が未熟な生後6か月未満の赤ちゃんは重症化するリスクが高く、将来的に気管支喘息との関連が指摘されることもあるため、早い時期からの予防が大切です。
アブリスボ筋注用とは
アブリスボ筋注用は、RSウイルス感染症を予防するためのワクチンで、日本では2024年に承認・発売されました。
妊娠中のお母さんが接種することで、RSウイルスに対する抗体が体内で作られます。その抗体は胎盤を通じて赤ちゃんへ移行するため、生まれた後の赤ちゃんをRSウイルス感染症から守る効果が期待されています。
特に重症化しやすい生後間もない時期の赤ちゃんを守るための予防方法として注目されているワクチンです。
RSウイルスワクチンの料金
| 治療項目 | 治療内容 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| RSウイルスワクチン | アブリスボ | 33,000円 (公費対象者は無料) |
※表は左右にスクロールして確認することができます。


