
執筆者
さくらレディースクリニック
院長香林 正樹MASAKI Kobayashi

「不正出血が続いているけれど、がんではないだろうか」「閉経後に出血があって心配」――このような症状がある方は、子宮体がんの検査を受けられることをおすすめします。
子宮体がんは、ここ数年で患者数が増加しているがんの一つです。当院の院長は日本がん治療認定機構がん治療認定医の資格を持ち、子宮体がんをはじめとする婦人科がんの診断に精通しています。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
子宮がんは、発生する場所によって2つに分類されます。
| 子宮頸がん | 子宮の入り口(頸部)にできるがん |
|---|---|
| 子宮体がん | 子宮の奥(体部)にできるがん |
子宮体がんは、子宮体部の内側を覆う「子宮内膜」から発生するため、正式には「子宮内膜がん」と呼ばれます。
子宮頸がんは、症状がなくても定期的な検診が推奨されています。一方、子宮体がんは、すべての女性に対して検診を行うことは現在推奨されていません。
そのため、子宮体がんの検査は、不正出血などの症状がある方に対して行うことが一般的です。
子宮体がんは40歳代から増加し始め、50歳代でピークを迎えます。閉経前後の年代に多いがんですが、若い世代でも発症することがあります。
以下のような方は、子宮体がんのリスクが高いとされています。
など
これらに該当する方で、不正出血などの症状がある場合は、早めに検査を受けられることをおすすめします。
子宮体がんは、初期の段階から症状が現れやすいがんです。初期の患者様の約95%に性器出血が認められるとされています。
特に注意が必要なのは、閉経後の出血です。閉経後に性器出血がある場合、その約半数は子宮体がんが原因であるという報告もあります。「少量だから大丈夫」と自己判断せず、一度検査を受けることが大切です。
子宮体がんでは、以下のような症状が現れることがあります。
など
これらの症状がある場合は、早めにご相談ください。
まず、超音波検査で子宮の状態を確認します。子宮内膜の厚さや、子宮に異常がないかを観察します。超音波検査は痛みがなく、身体への負担が少ない検査です。
子宮内膜の細胞を少量採取し、顕微鏡で観察して異常の有無を確認します。細い器具を子宮内に挿入して細胞を採取するため、多少の痛みや出血を伴うことがありますが、短時間で終わる検査です。
検査結果に異常が見つかった場合は、さらに詳しい検査や専門医療機関へのご紹介を行います。
子宮体がんは、早期発見・早期治療が重要ながんです。初期の段階で発見できれば、完全に治せる病気です。
不正出血やおりものの異常など、気になる症状がある方は、早めに検査を受けられることをおすすめします。当院では、患者様の不安に寄り添いながら、丁寧な診察と適切な検査を行っています。どうぞお気軽にご来院ください。