月経前症候群とは
生理前の体調不良は、医学的には月経前症候群といわれます。
月経前症候群とは、生理の3〜10日前から始まる精神的・身体的症状であり、生理が始まるととも症状が軽くなっていきます。
「これくらいの症状で病院へいくなんて大袈裟だ」
「誰でも生理前は体調がよくないのだから、自分も我慢しないと…」
これらは月経前症候群の患者さんから非常によく聞く悩みです。
生理のある女性の4人に1人が月経前症候群であるにもかかわらず、病院受診せずに我慢している方がとても多いのが現状です。
発生原因はホルモンのアンバランスである可能性が高いとされながらも、未だ完全には解明されていません。
月経前症候群の症状
例えば以下のような症状が現れます。
- イライラ、怒りの爆発
- のぼせ
- 下腹部の張り
- 下腹部痛、腰痛
- 頭痛
- 乳房の痛み、乳房の張り
- 気分の抑うつ、集中力の低下
- 関節痛、筋肉痛
- むくみ
月経前症候群の治療方法
症状や、その重症度により治療方法は大きく異なります。
当院では、患者様の環境やご意向に合わせて治療法のご相談を行っています。
- 運動、認知行動療法
- 鎮痛剤や利尿剤(対症療法)
- 漢方薬(薬物療法)
- 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(薬物療法)
- 低用量ピル(薬物療法)
- GnRHアナログ製剤(薬物療法)