処置後は体と心の回復を最優先に、無理をせずお過ごしください。以下は一般的な目安です。個別の指示がある場合はそちらを優先してください。
出血・痛みの目安
【出血】
生理〜やや多め程度の出血が数日〜2週間ほど続くことがあります。徐々に減少すれば通常の経過です。
【痛み】
下腹部の鈍痛や張りが数日続くことがあります。市販の鎮痛薬で抑えられる程度の痛みであることが一般的です。
【心配なサイン】
・生理2枚分以上のナプキンを1時間で連続して交換するような多量出血
・38.0度以上の発熱が持続
・鎮痛薬でも治まらないような強い腹痛
・強いめまい・失神感
これらがある場合は、医師にご相談ください。
入浴・運動・生活の再開
シャワー:当日から短時間で可能です。翌日から湯船での入浴も可能です。
運動:軽い散歩は2〜3日後から。激しい運動・重労働は1週間程度控えるのが目安です。
職場・学校:体調が良ければ翌日〜数日で復帰可能です。
性交渉:感染予防のため、出血が完全に止まり、術後の診察で問題ないことを確認するまでは控えてください。

生理・ホルモンの変化
【生理の再開】
通常3〜6週間で再開します。術後、約半年間は周期や量が不安定になることがあります。
【妊娠検査薬】
ホルモンの影響で一時的に陽性になることがあります。検査は、術後の診察後の指示に従ってください。

心のケア(グリーフサポート)
感情の波:安堵・悲しみ・罪悪感など、さまざまな感情が揺れ動くことは自然な反応です。
食事:規則的な睡眠、栄養(鉄分・たんぱく質)を意識しましょう。

避妊・今後の妊娠について
避妊開始:ピル・IUD/IUS・コンドームなど、術後すぐに開始できる方法があります。
妊娠のタイミング:心身の回復を待ち、医師の許可が出てから計画しましょう。

