中絶手術が可能な妊娠週数

当院では、妊娠10週6日までの中絶手術を行います。
妊娠発覚後、産むか中絶するかを迷い、気持ちの整理をつけるためには時間を要することは十分理解しておりますし、むしろ後悔しないためにも十分に時間をかけるべきだといえます。
しかし妊娠週数がすすむほど、妊娠週数が進むと、手術時の大出血や将来の妊娠への悪影響など、身体への負担も負担も大きくなるため、できる限り早い段階での手術をお勧めしています。
初診当日手術について
初診当日の緊急手術も当院は可能です。
中絶手術は、妊娠週数が1日でも早いほうが手術の合併症を少なく安全に行うことができます。もし合併症が生じると、大出血や、将来妊娠したいときに妊娠できなくなる危険性が高まります。そのため、初診時に妊娠と判明していて中絶の意志がすでに固まっているならば、すぐにでも中絶手術を行う日程を決めるほうが安全といえます。
ただ、初診時の段階で妊娠週数が11週を過ぎていたり、子宮の角度や子宮筋腫の合併などの理由で当日手術が困難な場合がありますので、そこは初診時の診察で医師が判断致します。
土日祝の中絶手術について
当院では、土曜日・日曜日・祝日も中絶手術もおこなっております。ご希望があれば、ご遠慮なく仰ってください。
中絶手術の流れ
中絶手術は約10分で行われます。手術時には点滴麻酔を使用し、患者様が眠っている間に手術が行われます。手術当日の朝、食事を摂らずに来院していただき、手術後に麻酔から覚めたら帰宅していただけます。病室は完全個室となっております。通常、翌日からは日常生活に戻ることができます。
中絶手術日程
中絶手術の日程については、診療日であれば毎日手術を受けることができます。当日の予約状況や妊娠週数によっては初診日当日に手術も可能です。
手術の同意について
中絶手術の同意には、パートナーと患者様のお二人の同意が必要です。通常は手術の同意書にお二人のサインが必要ですが相手が分からないなどの際には患者様のみのサインでも手術は可能です。
中絶手術までの流れ
01.当日

中絶手術の当日の朝から絶食していただきます。
飲水は可能です。
02.術前処置、検査

手術前に超音波検査などを行います。
術前処置として知られている『子宮の入口を広げる処置』は痛みを伴うため、当院では、手術直前の麻酔をして眠っている状態で行います。
03.手術

中絶手術は約10分です。 麻酔は点滴麻酔を用いるため、手術中は眠っている状態となります。 術後には 子宮の収縮による生理痛のような痛みを生じること がありますが、時間とともに緩和されます。
04.手術後

術後に麻酔が覚醒したら、 当日中に帰宅していただ きます。 病室は完全個室となっております。 術後数日間、子宮の収縮に伴う痛みや出血が生じることがありますが、子宮が収縮し止血する目的とともに、 もとの大きさにもどる過程で起こることですので基本的に心配はありません。 術後数週間、 生理のような出血がみられますが、 子宮の形や収縮のしかたには個人差がありますので、 出血期間や回復具合には 個人差があります。
生活について
- 中絶手術後のお食事は、食事については通常通り摂取していただけますが、2~3日間はお酒・タバコ・刺激物を控えるようにしてください。
- 妊娠初期での中絶手術は体への負担が少なく、中絶手術後に極端に強い痛みを伴うことは稀なので、一般的には翌日から通常の生活や勤務に戻ることができます。