更年期障害・閉経後骨粗鬆症

更年期障害

更年期障害は、加齢とともに卵巣の働きが低下し、女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が減少することで起こる、日常生活に支障をきたすような症状が出現している病態のことです。

日本人の生理が終わる(閉経)年齢はおよそ50歳であり、その前後で更年期障害が起こってきます。


更年期障害の症状

症状や血液検査から更年期障害の診断を行います。
更年期障害の症状は、例えば以下のようなものが挙げられます。

  • ホットフラッシュ
    (突然の汗、夜間の大量の汗)
  • 眠れない
  • イライラ
  • 動悸
  • 疲れやすい
  • めまい
  • 気分の浮き沈み(ときにうつ状態)
  • 腰痛、肩こり、関節痛、筋肉痛
  • 心配性

更年期障害の治療方法

更年期障害の治療は、婦人科のなかでも特に専門的な知識や経験を必要とします。
さくらレディースクリニックでは、どのような症状が中心となって出現しているかを丁寧に診察し、患者さんの一人ひとりに最も適した治療方法を提案いたします。

  • 生活習慣改善のアドバイス
  • 食事療法、運動療法
  • 漢方薬(薬物療法)
  • 女性ホルモン補充療法(薬物療法)
  • 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(薬物療法)
  • 抗不安薬(薬物療法)

閉経後骨粗鬆症

女性は男性よりも6倍も骨粗鬆症になりやすいです。

骨粗鬆症は実は婦人科疾患ともいえる病気です。女性ホルモンである「エストロゲン」には、骨を丈夫にする作用が強くあります。そのため、閉経してエストロゲン減少状態の期間が続くと、骨が非常に弱くなり骨粗鬆症になりやすくなります。

60代女性の25%、70代女性の45%、80代以上の女性の65%が骨粗鬆症と診断されます。
自分が骨粗鬆症と気付かずにいると、些細なことで背骨の圧迫骨折が生じ背中が曲がって歩きにくくなったり、太ももの骨折が生じて寝たきりになったりしてしまいます。

閉経後骨粗鬆症の治療方法

骨粗鬆症の治療目的は、骨を強くすることによって、取り返しのつかない骨折を予防することです。
患者さん本人と家族の骨折経験などに関する問診や、検査結果、腰の痛みがあるかなどによって、骨を強くする治療薬を使い分けます。


日本骨粗鬆症学会認定医(閉経後骨粗鬆症)の資格をもつ院長が、患者さん一人ひとりに最も適した治療方法を提案いたします。

  • 食事指導、運動指導
  • カルシウム薬(薬物療法)
  • 女性ホルモン薬(薬物療法)
  • 活性型ビタミンD3薬(薬物療法)
  • ビスホスホネート薬(薬物療法)
  • SERM(薬物療法)
  • 抗RANK抗体(薬物療法)
  • カルシトニン薬(薬物療法)

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