当院で行っている無痛・安全最重視な中絶手術
妊娠中絶手術とは?
妊娠中絶手術とは、法律に基づいて妊娠を中断する手術のことです。
身体的・社会的な事情など様々な事情により妊娠を希望されない・妊娠の継続を断念せざるを得ない場合には、中絶手術(人工妊娠中絶)を行うことになります。
当院では妊娠11週未満まで中絶(初期中絶)手術を行います。
妊娠12週0日以降の中期中絶は、法律的にも手術手技的にも妊娠初期の手術と大きく異なり、当院では行っておりません。
妊娠中絶手術について
妊娠中絶手術には、以下のような種類があります。
手動真空吸引法(MVA法)
MVAはManual Vacuum Aspirationの略で、手動でポンプを操作することによって子宮内の組織を吸引して取り除く方法です。
早期の妊娠に適用され、子宮口を広げて真空をかけることで、胚や胎児を吸引して中絶する方法です。
掻爬法
昔から日本で主な中絶法として行われてきた方法。専用の金属機器で子宮内から妊娠組織を掻き出す手術です。MVA法と比較して、出血や感染のリスクが高くなり、将来の不妊症のリスクも高くなるといわれております。
腹腔鏡下妊娠中絶術
中期の妊娠に対して行われる手術で、腹腔鏡を使って子宮内の胎児や組織を取り除く方法です。
摘出術
中期の妊娠に対して行われる手術で、子宮を切開して胎児や組織を取り出す方法です。
当院の中絶手術は「安全最重視」「無痛」「日帰り」「MVA法」
当院では点滴で麻酔を行い、完全に無痛の状態で手術を行います。
手術時間が長いほど出血や感染のリスクが上がるため、短時間で手術を的確に行う日帰り手術で手動真空吸引法(MVA法)を行います。
手術自体は約5分で終わりますが、術後にしっかり意識が戻るのを確認してから帰宅していただくため、術後30分~1時間は院内で安静にしていただきます。来院から帰宅までは約3時間が一般的です。
当院の無痛中絶手術(MVA法)の特徴
・局所麻酔や全身麻酔を用いて、手術中の痛みを軽減することができる。
・日帰り手術、手術時間が短いため、すぐに日常生活に戻ることができる。
・薬物中絶に比べて、確実性が高いとされている
・手術中に異常が見つかった場合に、すぐに対処できる。
・土日祝も手術可能。
・受診された当日にも手術可能。
MVA法は妊娠早期でなければ行えない場合があります。また、子宮の状態によっては手術が困難な場合があるため、医師の診断と指示に従って手術を行う必要があります。
【MVA手術後の注意事項】
全身麻酔は麻酔剤の影響で体調不良を引き起こすことがあります。
手術後の安静期間は30分~1時間は必要です。
手術後の入浴は手術当日から可能です。
MVA法の手術の流れは以下の通りです。
①麻酔
点滴麻酔で手術中は眠って頂くため、手術中に痛みを感じることはありません。
➁手術開始
子宮内の組織を吸引して妊娠組織を取り除きます。
③経過観察
手術後、一定期間様子を見ながら経過観察を行います。
中絶手術のメリット・デメリットは?
【メリット】
・不要な妊娠を中断できることで、妊娠に伴う身体的・精神的負担を軽減できる。
・妊娠が続けられない場合には、妊娠中絶手術を行うことで、重大な合併症や死亡を防ぐことができる。
・中絶手術は、比較的安全な手術であり、合併症が少ない。
・手術後、すぐにもとの日常生活を再開できる場合が多い。
【デメリット】
・出血や感染などの合併症が発生するリスクが僅かにある。
・麻酔を使用する場合には、麻酔のリスクが僅かにある。
・中絶手術によって、将来的に子宮内膜症や不妊症などの病気を発症する可能性があるとする研究もある。
中絶手術は妊娠週数が進むにつれて、負担も大きくなるため早い受診が重要です。
妊娠中絶手術は、法律や社会的な価値観によって受けたり、受けられなかったりすること、手術後に身体的、心理的なリスクや合併症があるため、専門医師の診断や助言の上で、慎重に検討する必要があります。
中絶手術の費用
▼中絶手術の費用についてはこちらをご確認ください。
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