
妊娠線の原因は?

妊娠でお腹が大きくなってくるにつれて、スイカの縞模様のような線ができることがあります。これを妊娠線といい、急な体重の変化で現れるいわゆる「肉割れ線」のことです。
お腹が大きくなると、皮膚表面も伸びていきます。しかし、その下にある真皮と皮下組織は伸びにくいため、表面の伸びに追いつけずに裂けてしまうと妊娠線ができます。
妊娠線は出始めは赤紫色やピンク色ですが、時間とともに黒ずんでいきます。産後は白くなって目立たなくなるものの、完全に消えることは稀です。
脂肪がつきやすいところにできやすく、お腹だけでなく太ももやバスト、二の腕やお尻にできる方もおられます。
また、妊娠によって増加するステロイドホルモンも、妊娠線ができる原因のひとつです。このホルモンはコラーゲンの生成や真皮のターンオーバーを減少させるため、このせいで真皮と皮下組織はますます伸びにくくなり、裂けやすくなります。
治療法について
肌がもつ自己治癒力を利用してターンオーバーを活性化する治療法が効果的です。妊娠線は真皮のダメージが原因で生じているため、真皮層までしっかり治療が行えるダーマペン4が特に効果的です。
レーザーでの治療も行えますが、真皮層よりも浅い層の治療が主となるレーザー治療では妊娠線への治療効果は不十分となることが多いです。
治療方法
- ダーマペン4
- ケミカルピーリング
- 外用薬、内服薬
- レーザートーニング
妊娠線治療のポイント

妊娠線は予防も重要です。妊娠中の急激な体重増加や乾燥は妊娠線悪化の原因となりますので、予防法についてもご相談下さい。
また当院では、以下の理由から妊娠中ではなく産後の治療をお勧めしています。
- 産後、自然に妊娠線が薄くなりうる。
- 妊娠中に妊娠線治療をすることでお腹のなかの赤ちゃんに影響があるという報告は今のところないですが、100%安全とは言い切れません。
産後に妊娠線が薄くならないようであれば、お気軽にご相談下さい。丁寧に診察したうえで妊娠線の重症度を見極め、最適な治療法を提案します。