
黒ずみの原因は?
乳頭や陰部の黒ずみの主な原因は、肌へのメラニン色素の沈着です。
メラニン色素を肌表面に沈着させてしまう原因はさまざまですが、主には以下の2つです。
1.摩擦

下着と皮膚とがこすれて皮膚に摩擦が起きることで、皮膚に弱い炎症が生じます。炎症が生じることでそこにメラニン色素が作られ、これが皮膚に沈着します。
乳頭や陰部は身体の他の部位に比べてデリケートであるため、腕や足といった皮膚に比べ、衣服や下着との摩擦によるメラニン色素の生成が起きやすいと考えられています。
2.女性ホルモン

妊娠・出産を経た場合、ほとんどの方がもともとの乳首や陰部よりも黒ずんでしまいます。これは妊娠中に分泌される女性ホルモンが原因です。
妊娠中に増加する女性ホルモンは、メラニンの生成を増やします。
産後これらのホルモンは一時的に急速に減少しますが、減少してからも一旦沈着してしまったメラニン色素が無くならずに黒ずみがそのまま残る方も多いです。
なお妊娠をきっかけに肝斑が濃くなるのもこれと同様の理由です。メラニン色素を破壊するレーザートーニング、肌のターンオーバーを促すケミカルピーリング、メラニン色素の発生を抑えるハイドロキノンの外用、メラニン色素発生の原因となる炎症を抑える内服薬による治療などが効果的です。
治療方法
- レーザートーニング
- ケミカルピーリング
- 外用薬、内服薬
乳頭・陰部の黒ずみの治療のポイント

黒ずみは婦人科的な原因で発症していることも多く、特に治療すべき時期や治療方法には婦人科的な専門的知識も必要となります。
当院では、あなたのお悩みの症状に対して美容皮膚科・婦人科を総合的に合わせた診断を行い、安全で効果的な治療をご提案します。